第15章 襲撃
神田「小さい頃から、そう想ってくれる奴が欲しかったんだろ?
俺がなってやるよ。
ずっと変わらず、傍にいてやる」
恵土「やってやるってのは…ねえ?^^;
なんか、無理やり頑張ってますって感じが;
私の偏見かな?;」
神田「ふん。知るか。
まあ、一つ言うとすれば
失いたくねえなら、せいぜい死なねえこった」ふっ
恵土「うわあ~…なんか上から目線;
小さい頃から思ってたけど」
神田「嫌なら身長伸ばせ。
いつものことだが一言余計だ」
恵土「む~(ぷく~」
神田「また頬を膨らませやがって、またやるか?」にや
ぷしゅー
蓮池の時と同様に
空気を吸って膨らんでいた頬を片手で挟むと
また、空気が抜ける間抜けな音がした。
ただ、今回違うのは…
恵土「っぷwあはは^^」
神田「ふっ^^」
そう…
笑うのが、こいつが先だったことだ。
俺は一瞬遅れながらも、このバカと笑い合う中…
どごん!!どごーん!!
ラビ「あのぉ~;
二人きりの世界に入ってるとこ本当に悪いんだけど、今戦闘中;
結構やばい状況なんだけど、解ってる?;」
周囲の爆発と爆音、色々な状況の変化に戸惑いながらも
バカウサギは何とか避難させようとしていた。
神田「ぎん)解ってんなら入ってくんな・・」
ラビ「ご、ごめんなさい;」青ざめ
恵土「ユウ…
もう大丈夫だから、下ろして?」おずおず
神田「戦いが終わるまでこうしていろ」ぎゅ
恵土「…うん。ありがとう(微笑」ぎゅう
抱き締め合う中…
『互いがいるだけで、何もいらない』……
そんな、温かな雰囲気が辺りを包んでいた。