第14章 束の間の平穏
その翌日、朝…
恵土「あ~あ;ひどい目あった;」しょぼん
アレン「?どうしたんですか?」
恵土「いや;
いつものことなんだが、婦長にこっぴどく怒られた;(ずうん)
ただ修業して半壊させただけなのに、正座で5時間説教フルコース;」溜息
アレン「それはそれでしょうがない気が;」
恵土「そっかあ;
確かに言われてみりゃ、そうだなあ~;
怪我人相手だったし、当時は夢中で気付かなかったけど;
まあ、それはそれで置いといて」
アレン「置いといていいんですか?;」
恵土「ああ。
それよりも…(真剣)
クロスの腐れ外道を殴り飛ばしに行きたい」きっぱり
アレン「へ?・・;」固
ティム「があ?」
ちなみにこれはリンクが監査役に就く前の話である。
恵土「あの野郎…(拳握)
また借金増やして、私にかけやがって…(ぷるぷる)
アジア支部につくまでに、どんだけ払わされたか」ゴゴゴゴゴ(激怒オーラ)
ごすっ!!
その言葉と同時に、アレンの頭に
「借金」という二文字が彫られた大岩が降ってきた。
アレン「…借…金」ずもももも
なんか、どす黒いオーラまで一緒に;
恵土「小さい時に払わされた10億ギニーほどじゃないにしても…
500万ギニーも吹っ掛けやがって」
アレン「500万…はあ」気が遠くなって後ろに倒れた
どったあん
ラビ「ってわ~!!;」
どったあん!!
巻き添え食らってラビも後ろ向きに倒れてら;
そしてアレンがぶつぶつ言いまくってる;
よく耳を澄ますと…
いろんな国の店に対する借金を
エンドレスでぶつぶつと呟きまくっていた;