第13章 出会い【ラストル】
ぴたっ
確か、危ないだとか思って…
そう考えながら、立ち止まっていると
恵土「…んー。
危険なものなのかな、まあ失えばイノセンスは消えるわけだし」
ざっ
その時、目の前に人が現れた。
「…」
恵土「!!」
どっくん!!
その時…
心臓が、激しく音を鳴らした。
まるで…
ジョイドの時と、同じように……
恵土「っていかんいかん!(ぷるぷる))
さてと、それより目と鼻の先なんだからぱっぱと行かないと」
てくてく
首を横に振って、平静を保ってから再び歩きだすと
「待て」
恵土「?
何で制止されなきゃいけないんだ?
わざわざ前に立って」
「…私は第12使徒、ルル=ベル。
主人(あるじ)の命を受けて、足止めすることになった。
貴様を、アジア支部には行かせない」
恵土「へ?;何で伯爵がまた?
空間移動装置でもあるのか?アジア支部に」
「問答無用!」
って襲い掛かってきた!!;
がきぃん!!
ってえ!?一部が金属になった!!??;
恵土「!!(どっくん!!)
『…ラストル』」
その時、胸の奥で声がした。
あの、ジョイドを呼んだ時と同じような声が…
でも、相手はそれよりも倒そうと襲ってきたわけで…
ががががががっ!!!
激しく左右に打ち合い続ける中、なぜか…
ラストルは
どこか、懐かしむような顔をして見てきていた。