第12章 ノア
ロード「昔話をしようか?」
ティキ「?何で今?」
千年公「理解するのには、ちょうどいい時期でしょう。
なぜ、そんなにもトゥルーを求め
恋い焦がれているのか、知るいい機会です。
宿題は私がしているので
その間に説明しちゃってください」
ロード「ありがと。千年公」微笑
ティキ「っていうか、いいのかよ;宿題;」
ロード「固いこと言いっこなーし!」
そうして、遠い昔のことが語り出された。
ロード「昔
遠い遠い昔…
1人の神が、無から生まれました。
それは、自身が持つ強大な力で
『一つの世界』を作りました。
その世界は、次々に進化を繰り返し…
人間という存在が、強く存在するようになりました。
そして
神もまた、その世界に生きることを決めていました。
何もない場所で過ごすよりかは、楽しそうだと判断したそうです。
それはちょうど、今から7500年前のことです。
しかし…
そのためには、この神が持つ「強大な力」は邪魔のため
『自分にはもう要らない』と判断して
小さな小さなカケラとして、その世界に散り散りに解き放ちました。
その名は、後に呼ばれる
『神(イノセンス)』でした」
ティキ「は!!??」
ロード「神(イノセンス)は…神の力を結晶化させたもの。
塵にして散らせたはずだったそれは、武器として加工されて結晶となってしまった。
それにより、武器化&兵器化が進んで
戦争に使われるようになった。
誰かの力になれるよう、役立てるよう…
『誰もが、笑ってられる。
そんな幸せな世界を望んで、送り出した「力」』、「神(イノセンス)」は……
『争いを激化させる原因』となってしまった」
それと同時に
俺は、ロードの夢の中へ連れ出された。
そして、そこで見た。
当時の光景と…
理解したかった、一つの出来事の要因を……