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第0使徒【D.Gray-man】

第2章 プロローグ【実験】





そうして、5年目になった時

10歳と1か月になった頃…


自由に動けるほどの力がついたようで、動けた。



恵土「ふー!!ふー!!


人間め!!(ぜえ!)

人間め!!!!(ぜえ!!)

人間めえええええ!!!!!!




誰も!!!!

助けてくれなかったくせに!!!!!!


何が味方だあああ!!!!!!!・・(ぎんっ!!!!」




誰もいない扉を

閉じ込め続けていた扉を睨み据えながら


雷を纏う姿が、そこにはあった。




短かったはずの髪の毛が、気付けば腰まであった。


目の前にかかって、うっとおしかった。




そして…

忘れられたはずの部屋に、一人の元帥がやってきた。


金色の装束で分かりやすかったから、それははっきりと覚えてる。




それよりも衝撃的だったのが

その元帥を制しながら、入ってきた凶弾だった。




ルベリエ「撃て!!」

そこに割って入るように突如現われ、銃を撃たれた。



その直後…

光がはじき返した。



それを見た直後…

目に入ったのは、呆気にとられる元帥と



ルベリエ「ぱあ)成功だ!!!」


憎々しいほどに笑顔を浮かべる、ルベリエだった。



それに殴りかかろうとした直後…


その意思とは裏腹に

意識が途絶えて、消えていった。





そして気付けば…


真っ白な部屋に、閉じ込められるでもなく



点滴を打たれた状態で


前とは違う、温かなベッドに横たわらされていた。




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