第8章 出会い【アレン】
教団に戻ってすぐ、司令室へ行った。
コムイ「5日間、ずっと何も食べずに泣いてたらしいけど
大丈夫かい?」
恵土「大丈夫です。
5年間何も食べず飲まずだった時もあったので。
それより次の任務お願いします」淡々
コムイ「…なんか、やつれたね;
見るからにしんどそう」
恵土「いえ。
人間なんて、みんなそういうもんですよ(溜息)
何かしら事情抱え込んでるんで(遠い目」ふっ
コムイ「…本当にもうすぐ24歳?;
随分老け込んでる気が…;」ぴとっ
恵土「何で額に手を当ててるんですか;失敬な」イラッ
コムイ「いや、念のために熱の確認を;ごめん」しゅん
がしっ!
恵土「?(何で後ろから襟首掴まれて?」きょとん
神田「ぱっぱと行くぞ」
ずるずるずる
恵土「あ~れ~;」
すんごい勢いで引っ張られってった;
ユウって、なんで言葉足らず?;
ずるずるずるずる
恵土「あの;痛いんだけど;」
神田「…本場のもん
いっぱい食うんじゃなかったのかよ」
恵土「へ?」
止まったと思ったら、一体何を?
神田「散々あんだけわめいて、たった1食かよ」
恵土「…」
神田「…あんま、心配かけんな。
はー」溜息
ガシガシと後ろ頭をかきながら言われた言葉に、私は固まった。
神田(らしくねえ)
恵土「……・・」
神田「?おい?(何固まってんだ」
恵土「…ユウが初めて心配したこと口に出したああああ!!!・・」
神田「は!!?・・;」驚
恵土「世界は今日終わりを告げるううううううううう!!!!
皆のもの聞けええええ!!
ユウがユウがああああ!!!!!・・」あわあわ
神田「今死ぬかどっちか選べ!・・」ドスの聞いた声&ギラリ
首筋に六幻!?;
恵土「ぎゃあああ!!;
やっぱいつものユウだアアアア!!><;」退避いいい
神田「黙れくそボケがあ!!・・」黒般若
何で追いかけられてんの私いいいい!!;
リナリー「ふふ(くすくす)
おかえりなさ~い^^」
ラビ「今日もみんなは仲良しさ~^^♪」
ブックマン「あれは仲がいいのか?;」
そんなやり取りを見ながら、笑いかけられた。
いつもの日常、いつもの光景…
いつも返ってくる、意地っ張りな反応……
変わらないのは、教団での日常だけだった。