第6章 出会い【ラビ】
そこからはもう、恵土の独壇場だった。
ラビ「すっげえ!!」
恵土「リナリーに贈るよ」跪き両手で献上
リナリー「ぱあ)ありがとう!^^//」
ラビ「はいはーい!
俺にも!俺にも!」わくわく
恵土「OK」
ラビ「どうやって作ってるんさ?」キラキラずいずい
恵土「正方形の折り紙を小さく切ってから
小さなユニットを作って、それらを組み合わせてるんだよ。
ボールだけど叩いたら壊れるから注意ね」てきぱき
リナリー「大事に飾っておくわ^^//♪」←すっごく嬉しそう
んでもって、ユウは…
手裏剣の投げ方練習してた。
恵土「…手首のスナップ使わないとダメだよ」
神田「?」
恵土「腕だけの力じゃなくて
回転も加えることで、あぁいう軌道を実現してるから」
神田「…そうか」
恵土「ダーツみたいに投げるんじゃなくて
途中までダーツで、手放す瞬間にスナップで回転!」
神田「…」
ひゅっ!!
かっ!
神田「!!…できた」
恵土「金属版もあるよ?護身用にどう?」キラン
神田「もらう」きっぱり
即答!?
ラビ「ってかそれ俺も欲しい!//」挙手
恵土「いいよ^^
50枚ずつ種類別に分けて作って持ってるから、好きなの持ってって」
十字から変わった形状のまで!?
一瞬で出すって、どこにしまってたんさ?;
リナリー「私ももらっていい?」キラキラ
恵土「喜んで^^」
神田「……何で黙ってた。
最初から俺だけに教えりゃいいのに」
恵土「アクマには通じないじゃん」きっぱり
的を射すぎてて何も言えねえ;
ラビ「ってか、それまで教えるつもりなかったんさ?;」
恵土「こういう機会がない限り、たぶん無理だからねえ」
そう言いながら、折り紙を空へ飛ばすと同時に
恵土「風月流居合…
風魔横一文字!12連撃!!」
しゅばぁん!!
折り紙の束が12等分!?
一太刀にしか見えねえ&音が一太刀!!//(はわわわ)←大興奮
その後…
見たことのないものの怒涛の嵐に、興奮が冷めやらず……
その日一日、忍術から武術
伝統行事から文化まで、全部質問攻めにして教わった。
無論、ほぼ徹夜で
次の日は、半分以上眠ることになるのは言うまでもなかった…;