• テキストサイズ

【黒子のバスケ】convert

第6章 周囲の目


翌朝、いつもの様に教室で勉強をしていた。

ただ、いまいち捗らない。

登校中、気づいた事があった。
昨日の彼は、私の返事を聞かずに立ち去ったのだ。

練習試合は見に行くと言ったけども、
『付き合って下さい』の返事はしていない。


いいのだろうか…?

少なくとも彼は、
今までの人達とはちょっと違った。


清々しい程、真っ直ぐ『本気だ』と言った。


ならば、私もちゃんと答えなければいけないんじゃないだろうか?


ただ…

静かに。穏やかに。を好む様になった私と、彼は対極に居る気がする。

合う気がしない…。



一向に進む気配の無い参考書を閉じて、机に突っ伏した。

/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp