第19章 〜コナン君との出会い。そして愉快な子供達〜
ーーーーーーーーー夕方
私がそろそろ蘭ちゃんのところに行くとなると、零お兄さんも帰ることになった
すると、なぜか和人お兄さんまで玄関を出た
椎奈「え….かずt…。中居さんも出るんですか?」
中居「ええ、まあ。買い物に行きたくて」
私と中居さんは目的の方向が同じだった
零お兄さんは黒の仕事があり、1人別の方向に去っていった
ーーーーーーーー毛利探偵事務所
喫茶店の側の階段を上ってたどり着いた蘭ちゃんの家
中居さんとは階段近くで別れた
コンコンとノックをすると、蘭ちゃんが出てきた
蘭「!!お姉さん!!」
蘭ちゃんが私を見て満面の笑みをこぼした
実に嬉しい限りだ
椎奈「久しぶりね、蘭ちゃん。小五郎のおじさんは元気?」
蘭「そりゃあもう!さ、上がってください!」
促されて事務所に入ると、机に足を組んで新聞を読んでいた小五郎おじさんが私を見てとても驚いた
小五郎「お、おい…。もしかして、椎奈ちゃん?!」
椎奈「はい。お久しぶりです!小五郎おじさん」
小五郎「有希子ちゃんに似てて思わず呼んじまうとこだったぜ…。久しぶりだな。ところで、突然なんでここに?」
椎奈「蘭ちゃんに呼ばれたんですよ。紹介したい子供がいるって」
小五郎「紹介したい子供?ああ、そこの坊主か」
小五郎のおじさんは、すぐにコナンだと気付いた
すると、私の足元に目線が向けられ、私もそっちを見て驚いた
椎奈「(いつのまに…)」
コナン「お姉さん、この前港にいた人だよね?僕、江戸川コナンっていうんだ!よろしく、お姉ちゃん」
そう言って向けられる小学生らしい笑みに、昔の新一もこんなだったなと思った
私も目線を下げて、笑顔を向けた
椎奈「うん、よろしくコナン君。私は工藤椎奈。モデルの仕事してます。最近は落ち着いてるからこうして会うことも多いかもね」
コナン「お姉さんモデルさんなんだね!」
そこから、お茶を入れてくれた蘭ちゃんと小五郎を交えて色々と話した
なかなか会わない人たちとの会話は、とても有意義なものだ