第19章 〜コナン君との出会い。そして愉快な子供達〜
ーーーーーーーーー翌日
私はこの日も夕方まで仕事をして、マネージャーに車で途中まで送ってもらった
そして歩いて家に帰っていると、自宅前に子供達が3人見えた
椎奈「(あれ?この子達…)」
私がその子たちに近寄ると、彼らは私を見上げた
椎奈「君たち、私の家の前でどうしたの?」
?「え、この家お姉さんの家なの?!」
椎奈「びっくりした?そうだよ〜」
?「なんだよ、空き家じゃねぇじゃねぇか光彦」
?「住人がいたんですね…」
女の子は結構驚いていて、男の子2人は残念そうな顔だった
私は苦笑いで子供たちと視線を合わせる
椎奈「ま、両親が海外行って弟もどっか行って私も仕事で家空けるからね。ほとんど家いないし、空き家と間違われても不思議じゃないか」
?「あ〜〜〜!!!」
私が顔を近づけたことで、女の子はピンときたようだ
?「お姉さん、もしかして藤峰椎奈さんでしょ?!テレビで見たことあるよ!ファンだもん!」
2人「「え?!」」
椎奈「正解!ファンだなんて、嬉しいこと言ってくれるね」
?「えへへっ。私、吉田歩美っていうの!ご近所さんだったんだねw」
?「僕、円谷光彦って言います!!」
?「俺は小嶋元太だぞ!」
椎奈「そっか。よろしく、歩美ちゃん、光彦くん、元太くん」
よほど嬉しかったのか、名前を言ってあげた瞬間、3人はとても輝かしい笑顔を向けてきた
円谷「あ、でもこの家の看板、なんで読むんですか?「えとう」?」
椎奈「読めなくもないけど違うよ。「くどう」って読むの」
円谷「なるほど!ありがとうございます!お姉さん」
椎奈「いえいえ。さ、もう遅いし、気をつけて帰ってね」
3人「「「はーーーい!!」」」
3人は元気に返事すると、私に手を振って帰っていった
椎奈「…向こうの世界でも思ったけど、本当に元気な子供達ね…」