第19章 〜コナン君との出会い。そして愉快な子供達〜
椎奈「それなら、私が渡すよ。組織の人間が渡すより、警戒は薄まると思うから」
降谷「たしかに…それがいいかもしれない」
和人お兄さんも頷くのを見て、私が、2通目の手紙を手に取った
椎奈「じゃあ、会えたら渡しとくね」
村田「頼んだ。とりあえず、今日の話はそれだけだよ。後はまったりして過ごすか」
私がカバンの中に手紙をしまった、その時。
私の電話が突然鳴った
椎奈「!!…蘭ちゃんから?」
携帯の液晶画面には妹分の名前
一体何用か、と、お兄さん2人に静かにと合図を送り、頷くのを見てから電話に出た
椎奈「はい、もしもし?」
蘭《あ、お姉さん?私です。あの後、大丈夫でした!?》
椎奈「ええ。大丈夫…。心配ありがとうね」
わざと弱々しい声を出し、まだ事件のことを忘れてないことを演出した
零お兄さんが感心したような顔をしたが、電話に集中した
椎奈「ところで、今日はどうしたのかな?」
蘭《あ、そうでした!実はお姉さんに合わせたい子供がいて!港にいた子供なんです》
椎奈「あれ?あの子、蘭ちゃんの弟だったの?」
蘭《いえ、最近預かってる子供なんです。あなたのこと興味があるみたいなんで、紹介したいなって》
椎奈「そういうことなら、今日もう空いてるし良かったら夕方そっち行こうか?他の日空いてなくって…」
蘭《ありがとうございます!…あ、そういえばそっちに新一帰りました?》
椎奈「…!!新一?」
なんとかなったと思えば、次は新一
とりあえず適当に言って大丈夫だと伝えるしかない!
椎奈「さ、さぁ…。私の家族みーんな自由だから…。特に事件にあったなんて話もないし…。どっか出かけたのかしらね?あははっww」
降谷・村田「「(無理やりすぎやしないか?!!)」」
蘭《うーーーーん……お姉さんが言うなら、そうかもですねww》
降谷・村田「「(信じた?!)」」
椎奈「そそ。じゃあ、私、夕方になったら行くよ。じゃあね〜」
ピッと携帯を切ると、苦笑いした
椎奈「ごめんなさい。夕方までいるね?」