第19章 〜コナン君との出会い。そして愉快な子供達〜
ーーーーーーーー後日
その晩、私は和人お兄さんに呼ばれて彼の家に来た
インターホンを鳴らすと出てきて、いつも通り入れられる
そしてリビングに行けば、なんと零お兄さんがいた
椎奈「組織の方はいいの?」
降谷「ああ。そこは安心してくれ。君にあの後のことを話したくてね」
それを聞きながら私がその場に座ると、いつの間に入れられたのかお茶を出された
隣に和人お兄さんが座ると、いよいよ本題が出された
降谷「まず、ライに頼んだ件だが…。証人保護プログラムをなんとか受けれるようにできたようだ」
椎奈「本当ですか?!」
降谷「ああ。まだ少し時間がかかるらしいから、彼らが引き取りに来るまでは今まで通り公安の元にいる」
椎奈「良かった…」
私が安堵の息をつくと、お兄さんたちも微笑んだ
そして、零お兄さんは私の前に2通の手紙を渡してきた
降谷「ひとつは君に。もうひとつは、彼女の妹・シェリーの分だ」
椎奈「…え?」
私は、とりあえず自分の分の手紙をとった。
そして、手紙の内容に目を走らせた
《工藤椎奈さんへ。
この度は、助けてくれて本当にありがとう。
私を知ってることには驚いたけど、私のために色々としてくれたことはスコッチから聞きました。
離れ離れになるけど、これで妹と恋人に会える希望ができました。
もう一通、バーボンから渡されると思います。それは妹のぶんです。
妹の名前は宮野志保。けれど、偽名を使うかもしれませんね。
姿は茶髪のショートヘアの女の子です。スコッチたちと調べればすぐに分かると思います。
助けてくれて本当に、本当にありがとうございます。
もしまた会えたら、妹と一緒にお茶しましょう?
実は私も妹もあなたのファンなんです。
3人で会える日を願っています
宮野明美》
手紙を読んで、私は自然と笑顔になっていた
椎奈「3人で、か…。いつ叶うかわからないけど楽しみだよ、明美さん」
私のつぶやきを聞いて、側にいるお兄さんたちも顔を見合わせて笑っていた
村田「…それで、もう一通のシェリー宛の手紙は誰が渡す?」