第11章 〜なんか隣に引っ越してきた〜
ーーーーー夕方
仕事が無事に終わり、私はマネージャーから予定を聞いてから和人お兄さんにメールを送った
【朝の件で、明日の晩あいてるですけどどうですか?】
彼は忙しいのか、返信がなかなか帰ってこない
マネージャーの車に乗り込んだあとも、チェックするけどまだ来ていない
そして工藤亭に着いた頃に、返信が来た
【okだよ。晩、君の家を出て右手のマンションの下にいてくれ】
【了解です。家を出る口実に何か料理持っていきます】
少ないやりとりのあと、私は家に入っていった
ーーーーーー翌日の晩
タッパーに2人分の晩御飯の肉じゃがを入れ、これをご近所さんにおすそ分けする口実で家を出た
晩だけども、メガネと帽子で姿を変えることを忘れない
言われたマンションの下で待機していると、階段から中居さんが現れた
中居「お待たせしました。『工藤さん』」
椎奈「あ、『中居さん』お久しぶりです。料理のおすそ分け、良かったらどうぞ」
中居「ありがとうございます。よければ上がってください」
椎奈「じゃあ、失礼します」