第8章 〜救済ミッション!その2!!松田を救え!!
椎奈「『もう一つの大きな花火のありかを表示するのは爆発3秒前…』」
松田「『健闘を祈る』」
ここまでは原作通り…
松田「忠告通りになったな…」
佐藤《じゃあこの近くに爆弾犯が?》
松田「この人ごみの中からそいつを特定するのは難しいだろうが、パネルに流れた、もう一つの爆弾の在処の検討は着く」
佐藤《もう一つ爆弾が!?」
松田「あぁ、さっきふざけた文章でそう書かれてたそうだ…」
佐藤《それで!?場所はどこなの!?》
松田「FAXに書いてあったろ?『我が戦友の首』って、犯人は我は円卓の騎士って名乗ってるってことは、中世ヨーロッパに準えてるってこった」
佐藤《…それで?》
松田「あの頃の騎士は大抵、十字のデザインがされた仮面をつけてんだ…あとは、もうわかるよな?」
佐藤《びょ、病院の地図記号?!》
椎奈「(よかった…そのままだった…)」
これで、松田陣平は救われる
佐藤さんとくっついてくれる
…でも、あれ?じゃあ高木刑事は……?
いや、今はそれどころじゃ無い…
松田「あぁそうだ、それがどこの病院なのかはわからねぇが…」
椎奈「米花中央病院」
松田・佐藤「《!!!》」
椎奈「あそこなら、重体患者も見舞いに来る人も他より多いもの」
松田「全員逃げるのは不可能だし、犠牲者が大勢出るってかことか…!」
私は頷くと、研二お兄さんに電話した
萩原《どうした椎奈?!》
椎奈「犯人に気づかれないよう、爆発物処理班に米花中央病院まで行ってもらってほしいの」
萩原《そこが次の場所か?!》
椎奈「そういうこと。私たちは陣平お兄さんが解体したら降りるから」
萩原《分かった》
電話を切って、ついため息をついた
椎奈「ふぅ…」
松田「知ってる通りになったか?」
佐藤さんとの電話を切った陣平お兄さんが私を見た
椎奈4「まぁね。これからそうじゃなくなるけど…」
松田「また助けられちまったな…」
椎奈「助けたかったからね。ところで…」
松田「ん?」
爆弾の解体を再び始めた陣平お兄さんを見た