第8章 〜救済ミッション!その2!!松田を救え!!
松田「あ?んなの、俺たち警察が爆弾を逃すわけねぇだろうが」
椎奈「そうだけど…。ここの被害はゴンドラだけなんだよ!次の爆弾の被害のほうがすごいのに、なんで乗ってきて…」
バアアアアアアンッ
椎奈「きゃあ?!」
爆発の揺れに耐えられずぐらついた体
陣平お兄さんが受け止めてくれた
松田「だとしても、俺は一人爆弾のそばに立つお前を見殺しにはできねぇよ。誰かを助けようとするためなら尚更な…」
椎奈「…!」
陣平お兄さんの真剣な瞳が私をじっと見てきて、思わずドキりとした
松田「俺が爆弾を解体する。お前は萩原に電話して今すぐ次の爆弾の場所を言え」
椎奈「そんな!もし知ってるものと違ってたら…」
松田「なら、2人で答え合わせしようや」
そう言って、松田さんがニヤリと笑った。
その時、ちょうどいいタイミングで電話がかかってきた。
それが佐藤さんからだとすぐに分かった
佐藤《もしもし、松田くん?!大丈夫?!》
松田「ああ。大丈b…」
椎奈「でもなさそう」
私は爆弾のある座席の下を見た。
陣平お兄さんも隣に来て爆弾を見ると、顔を険しくした
松田「水銀レバー、か。どうやら今の爆発で水銀レバーのスイッチが入ったらしい」
佐藤《水銀レバー?!》
松田「一般市民の女子高生死なせたくなかったら、ゴンドラ動かすんじゃねぇぞ」
佐藤《でも、爆発まであと5分しかないわよ?!》
松田「ふん、この程度の仕掛けあと5分もありゃ…。…!」
椎奈「……」
佐藤《どうしたの?!」
陣平お兄さんと爆弾を解体をしていく中で、ふとタイマーパネルを見て画面に現れた文字に息を呑む
でもそれは一瞬で。やはりか…と、無意識に苦笑いする
椎奈「……『勇敢なる警察官よ』」
松田「『君達の勇気をたたえて褒美を与えよう…』」