第38章 〜コナンvs平次! 東西探偵推理対決!!〜
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事情聴取が終わり、私たちはいったん彼らから離れた場所に来た
目暮「ーーで、今の中に関西人はいたのかね?」
平次「さあ?」
高木「さあって…」
萩原「そのために君を事情聴取にくわえたのに」
平次「まあ分かったのは、みんな辛いもん注文してたっちゅーことくらいや!」
悪びれずむしろ笑いながらそう言う彼に、みんな目を点にして呆れた
その時、彼のお腹が大きく鳴った
平次「あ〜…そういやここに来てからなんも食べてへんな…」
コナン「そういえば…」
椎奈「私も…」
ユキ「にぃ…」
腕の中で、ユキが私を見上げてご飯を強請るように鳴いた
放置していた罪悪感を感じながらも、カバンから餌の入った弁当箱を出して、蓋開けて猫の前にやると猛スピードで餌に食いついた
椎奈「よしよし。待たせてごめんね〜。私もご飯にしようかしら」
平次「おいおい。姉ちゃんアンタも事故現場でご飯かいな」
椎奈「お腹に何か入れないと思考が鈍るよ? それにほら、ちょうど蘭ちゃんたちがあそこで…」
呆れた顔をする服部くんに失敬なと脳科学を教えつつ、席についてご飯中の蘭ちゃんたちを指指した
その場に行くと、服部くんは私に言っていた通りに馬鹿にしていたが、彼らが食べていたのは容疑者の3人が頼んでいたものらしい
それらは、カレーと塩ラーメンと餃子だ
すると、コナンくんと私は反応した
コナン「えっ…」
椎奈「小五郎さん、本当にそれで合ってるの?」
平次「ん?」
小五郎「いや…まぁ正確には、カレーと塩ラーメンを頼んだやつはコーヒーとケーキを食べていて、餃子を頼んだやつはフルーツを注文してキャンセルしてたらしいが…」
それを聞いてコナンくんがフッと笑みをこぼしたのを見て、私も笑みを深くする
コナン「(なるほど。そういうことか…)」
椎奈「(解けたようね、新一も。さあ、どうやって暴くの?)」
事情聴取の最中、この土地に相応しくない言動をした人物は一人だけだ
どうやって犯人を誘き出そうか…そう考える新一と、新一の一手を予想していた私は気づかない
世良ちゃんが、私たちを見て笑みを浮かべていることに……