第38章 〜コナンvs平次! 東西探偵推理対決!!〜
平次「ああ。多分待ち合わせたけど違う席についとって、携帯でトイレに呼び出し毒殺したっちゅうところやろ。電話でうまいこと呼び出せたらあとは毒の飴玉口に突っ込むだけやからしゃべる必要ないし、携帯を水に流せばデータも全て消えてしまうしな」
椎奈「でも犯人にとって想定外なのは、そのトイレに偶然FBIの捜査官がいて、素早く店内に閉じ込めてしまったこと。まだ犯人はこの中にいるんじゃないかしら」
その後、私がそう言ったことで目暮警部の指示で30〜40代の犯人に絞り込み、事情聴取を始めることになった
なにやら最後で服部くんとコナンくんと世良ちゃんが話しているのがら聞こえるが、容疑者の絞り込みに参加するお兄さんたちを見送り、彼らの話が落ち着いたところでコナンくん….いや、新一に小声で話しかける
椎奈「大丈夫、新一? このままじゃ服部くんがゴールインじゃない」
新一「そう言われても、仕方ねぇだろ…。関西弁なんて知らねぇし…」
椎奈「そうだけど、たとえ語学は彼に有利でもここからは新一にも勝ち目があるじゃない。きっと事件を解く鍵は関西人と東京市民の差を把握していることにあるんじゃないかしら。とにかく姉さんが応援してるから頑張ってね! 蘭ちゃんにも良いところもっと見せないとだし?」
新一「ばっ、バーロー…! そんなこと分かってるよ…」
新一はおきまりの口癖を言うと、照れてるのか顔を赤くしてそっぽを向いてしまった
精神年齢関係なくそれが可愛らしく思えて、私は思わずクスクス笑いながら2、3度頭を撫でていたのだったーーー
*
その後、容疑者は喫煙席に座っているという3人に絞られた
彼らの事情聴取は犯人と同じ関西人の服部くんが名乗りを上げ、彼の要望で行うことになった……
1人目は、須貝絡利さん。住まいは米花町のマンション。生まれは東京生まれの東京育ちだそうだ。ちなみに辛いカレーを食べたらしい
2人目は、甘粕享さん。住んでいるのは杯戸町のアパート。1人目と同じで生まれも育ちも東京らしい。彼は辛かったというラーメンを食べていた
3人目は、東条参平さん。米花町に住んでいるらしく、餃子を少し食べていたそうだ。水菓子を断って、平次くんに甘いものを断って正解とまで言われていたが…