第38章 〜コナンvs平次! 東西探偵推理対決!!〜
ーーー第三者side
目暮警部たちの後ろにチラリと見えたのは、椎奈が頼りにするあの刑事三人組だった
彼らも何を思ったのか椎奈のいる方を見て目が合い、彼らの方から彼女に近づいた
萩原「やっほー椎奈ちゃん久しぶりだね〜」
椎奈「ええ。久しぶり、研二お兄さん。陣平お兄さんも航お兄さんも元気そうで何より」
平次「え?! アンタ刑事さんと知り合いなんか?!」
椎奈「まぁね。昔助けられてそれ以来交流があるの」
コナン「椎奈姉ちゃんて顔広いからね〜」
蘭「うんうん」
コナンの意見に同意した蘭がコクコク頷く
それに「へ〜」と感心する大阪カップル予定組に苦笑いし、椎奈は改めて表情を引き締めて3人に尋ねた
椎奈「…それで死因とか分かってるの?」
松田「ああ。毒だそうだ。遺体の口ん中に青酸カリが混入してある飴玉が入ってたっつー報告だ」
伊達「ついでに言うと、その遺体のポケットからも同様の飴玉が出てきた」
椎奈「じゃあ、自殺って可能性もあるってこと…?」
萩原「そうなるね。第一発見者の外国人さんもそういってるんだし」
世良「なぁ、何者なんだ?その外国人」
椎奈たちが事件について話していると、世良が質問しに入った
彼女と初対面な3人がチラリと一瞬顔を見合わせる
松田「俺たち的にはお前こそ誰だっつー話なんだが」
萩原「ついでに、そこの色黒の青年とポニーテールの女の子もね」
椎奈「あ。そういえば、まだ言ってなかったっけ…」
事件の話に気を取られて、紹介が遅れてしまった。その後簡単にだが、世良と服部と和葉には軽い自己紹介をしてもらった
すると、2人も一度に新顔探偵が来たものだから彼らは結構驚いていた
世良「…で?その現場慣れしてそうな外国人は何者なんだ?」
松田「なんつったらいいかねぇ。俺たち警察関係って言えなくてもねぇ奴さ」
椎奈「大柄な外国人で、警察関係って言えなくもない男…? それまさか!」
?「ええ。いつもの癖でやってしまって…」
そう言って現れたのは、FBI捜査官・アンドレ=キャメルだった