第38章 〜コナンvs平次! 東西探偵推理対決!!〜
和葉『た、助けて平次!!』
平次「!!どうしたんや?!お前ファミレス行ったんとちゃうんか?!」
和葉『そのファミレスに来てんねんけど、トイレで人が亡くなった言うて、大騒ぎになってんねん! 』
平次「ひ、人が死んだやと?!」
蘭「え?!」
椎奈「!」
携帯から微かに聞こえる和葉ちゃんと思われる声と平次くんの言葉から、とんでもない事件に巻き込まれたんだとわかった
平次「殺人か?!」
和葉『それはまだ分からんねんけど、変な外国人の大男に店から出るな言われて出れへんのや!!』
平次「分かった! すぐそこに行ったるから待っとけよ?!』
服部くんがそう言って電話を切ると、私たちに向き直った
平次「っちゅーわけやからちょっと行ってくるわ!」
世良「じゃあこうする?───」
今すぐにでも向かおうとする服部くんに、世良ちゃんが不敵な笑みで前に出て提案した
世良「───この事件で、西と東どっちが上かはっきりさせっていうのはどうだ?」
コナン・服部「「…え?」」
世良「服部くんはもちろん自分で。工藤くんはコナンくんかお姉さんである椎奈さんが状況を連絡すれば、勝負になるだろう?」
無理にとは言わないけど…。と世良ちゃんはどこか挑発する様子で彼らを見た
そんな提案に、新一は遠慮気味だが服部くんがのらないわけがなかったのだったーーー
*
その後、件のファミレスにやってきた私たちは和葉ちゃんとレジ前で合流し話を聞いた
蘭「……じゃあ、こういうことね?和葉ちゃんがレジでカレーを買ってたら、突然外国人の男の人がトイレから出てきて、人が亡くなってるから警察を呼べって言ったのね?」
和葉「うん。念のためにトイレは封鎖して、客は一人も外に出すなって言うてはったよ」
平次「その外国人、英語でそう言うてはったんか?」
和葉「日本語やったで。その人が最初に見つけたんや」
小五郎「日本語ペラペラの外国人、か…。そいつが一番怪しそうだな…」
?「まあ我々としては、毎度毎度現場にいる君たちの方がよっぽど迷惑なんだがな」
小五郎「め、目暮警部殿!!」
私たちが事情を把握しているとやってきた目暮警部。そばには高木刑事と、そして…
椎奈「あ、お兄さん達やっぱりいた!」