第6章 〜救済ミッション!!萩原を救え!!〜
ーーーー数日後
休日の今日は、部活動で忙しかった。
私の所属する部活は、吹奏楽部だ。
ちなみに最初、部活勧誘で色んなところに誘われまくった。
だが、部活するならやってて楽しいものにしたい。
そしてちょうどこの頃から、音楽に興味が湧いていた
だから吹奏楽部にしてみた
ちなみに担当の楽器はクラリネットだ。
この日もたくさん練習した。
帰りは友達と、と思ったが、学校の門に見覚えのある姿を見つけた
椎奈「あ」
萩原「よっ。部活お疲れ、椎奈ちゃん」
松田「悪いな。電話したけど、でないから来た」
椎奈「そうだったの?いつもマナーモードにしてて…」
萩原「イヤイヤ、気にしなくてもいいんだぞ。ほら、乗って乗って」
どうやら車で来たらしい2人。
私が乗ると、松田さんの運転で車は発進した
車内は、静かただった
2人が何かを聞きたいことは明白だったので、それをただただ待っていた
すると、萩原さんが助手席から後ろに振り返った
真剣な顔だったので、私も表情が引き締まる
萩原「まず、改めてお礼を言うよ。あの時は助かった。あのままだと、俺はあの爆弾にやられてた」
椎奈「お礼なら私の方こそ…。信じてくれてありがとう、お兄さん」
最後に少しだけ笑ってみせると、彼も少し表情が緩んだ。
萩原「信じないわけないさ。あんなに必死に言われたんじゃあな」
松田「けどよ、お前はなんであの爆弾がタイマー動いて爆発するって分かったんだ?」
それを聞かれて、私は苦笑いをこぼした
椎奈「…言ってもいいけど…。突拍子のない話だよ?」
松田「むしろ、その突拍子もないことでお前は爆弾のことを知って萩原助けたんだろ?」
萩原「俺たちはお前が何者でも構わないと思ってる。俺を助けてくれたからな」
そんなことを言ってくれる2人の目と声は、とても優しげなものだった
だから私は、全て話すことにした
転生トリップのこと
あのまま萩原さんが逃げないとどうなっていたのか
死んでしまうかもしれないみんなを助けたいこと
………そして、
助けた先のその人の未来は予想がつかないことを。