第32章 〜ブラックインパクト!!組織の手が届く瞬間〜
(大編集しました)
ーーー数日後
工藤家から離れた杯戸町内を、和人お兄さんのスポーツカーが走行していた
誰にもばれないよう、私は完璧な変装をしてお兄さんの助手席に座っている
一緒についてきたユキは、興味深げに通り過ぎる街並みを窓から見る
椎奈「今日が仕事オフで良かった…。キールが出てくる重要な日を逃すとこだもの」
村田「FBIと新一くんに任せるといっても、やっぱり心配でいっぱいなんだな」
椎奈「ん〜…心配はあんまりないかな…」
だって赤井さんもいるし。
私がそう言うと、彼は納得した様子で笑った
村田「ところで、場所の暗号は解けてるんだっけ?」
椎奈「うん。杯戸公園に行って」
村田「了解しました、お嬢様?」
椎奈「私そんなリッチじゃないよ…」
そんなツッコミにお兄さんはまた笑い、スポーツカーはスピードを上げた