第32章 〜ブラックインパクト!!組織の手が届く瞬間〜
その後、杯戸公園まで来た私とお兄さんは、車の中で成り行きを見守っていた。
上からの狙撃を阻止するため、公園のスプリンクラーを壊し傘をさすよう仕向ける様子もーーー
コナンくんが水無伶奈の靴から盗聴器を取り返そうし、彼女に接触してしまうところも……ーーー
結局、盗聴器は取り返せなかったようだ
そして奴らも諦めていないようで、次の場所をベインBーー鳥矢橋にした
それを盗聴したコナンたちはベルモットを捕らえようと目の前のバイクに迫るが、
それには着替えたキールが乗っており、彼女が事故に巻き込まれ病院に搬送されたーーー
一方、同じくベインBに向かっていたジンが、キールの着替えた靴からついに盗聴器を見つけた
犯人を毛利小五郎と推測した彼らは毛利探偵事務所へと向かい、それを察したコナンくんたちもそれを阻止すべく向かったのだったーーー
村田「………いいのか? ここまで来て見に行かなくて。毛利さんがやばいんじゃないのか?」
阿笠ハカセのビートルが走っていくのを離れた位置で見届け、お兄さんが隣に座る私を見る
椎奈「大丈夫。新一がなんとかしてくれるから。そのうえ赤井さんの『愛しい愛しい宿敵〔こいびと〕さん』発言を生で聞けないなら行く意味ほとんどないし…」←
村田「んん? ちょっと待ってくれ。えっとライが…なんだって? 『愛しい愛しい宿敵〔こいびと〕さん』…??」
おっと…ウイスキートリオの一角・スコッチさんが今までで一番混乱しておりますw
まぁ無理もないか! そんな発言しなさそうな雰囲気だし!
このまま話せばもっと面白そうだけど、これ以上は赤井さん可哀想だからね。お口チャックしないとーーー
村田「…ちなみに聞くけど、ライが誰に言ったんだそれ」
椎奈「あ、ジンです」←←
ーーーー前言撤回。
こんな面白い話、赤井さんには不憫だけど言わないわけにはいかないよww