第31章 〜屋外バーベキュー場での出会〜
その後、人だかりから離れていたが周りの迷惑になら無いようある程度ふざけてから真面目にし始めた警察官たち……
数分後には椎奈たちはやっと食材の準備を終えた
椎奈「…よし、終了! じゃあ後は任せて手洗いに行こっか」
灰原「そうね。ベトベトだし…」
コナン「(あ、やべ…。時計外してからやるんだった…)」
自分の腕時計を見て、やっちまった…という顔をしているコナン
ベトベトにはならなかったものの、これじゃあ手が洗えない…
すると、それに気づいた萩原がコナンに近づいて目線までしゃがんだ
萩原「コナンくん、腕時計はお兄さんが預かってあがるから、早く手を洗っておいで」
コナン「あ、うん。ありがと、萩原刑事」
萩原に腕時計を外してもらったコナンは、椎奈たちと手を洗いにその場を離れたのだった…ーーー
手洗い場についた3人は、石鹸で念入りに手を洗った
もう戻ろうかと椎奈が声をかけた時……
ガサガサガサッ
椎奈「ひ…!」
コナン「おわっ!ちょっ…姉さん?!」
椎奈の近くの草むらが一箇所だけ揺れ、それに小さく悲鳴をあげた椎奈が素早くコナンにしがみついた
椎奈「い、今草むらが…っ」
コナン「姉さん驚きすぎ…。それにほら…」
コナンは椎奈に呆れた顔を見せ、草むらのあたりを指差した
椎奈はその先を視線で辿り、小さく「あ」と声をあげた
椎奈「綺麗な白猫ね…。もしかして野良?」
コナン「多分。こんな広い場所でペットを自由に歩き回らせる飼い主はいないだろうし…」
灰原「その割に、普通の猫より毛並みも綺麗よね…」
白猫「にゃあ…」
彼らが話し合ってると、白猫が一鳴きし、コナンと椎奈に近づいてきた