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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第29章 〜初めての揉め事と自覚した想い〜




降谷「それは…」





零お兄さんが言い淀み、家には嫌な沈黙が流れた



今回は、ここにいる全員が悪かったのかもしれない…。



私はみんなを頼りきれずに危険な目にあい、軽率な行動をとったこと。みんなは、自体の予測ができずにいたこと。



未だに沈黙が続いている



このままだと気まづいうえに時間が経つほど元に戻りにくい気がして、私は涙を拭いながら口を開いた






椎奈「…零お兄さんやみんなが言う通り、私の今回の行動は一番軽率だったと思う。銃撃戦に飛び込むことに関して特に心配かけたってことも分かってる。最初に言った通り、全部ひっくるめて、本当にごめんなさい…」



刑事たち「「………」」



椎奈「でも私は、自分の行動を後悔してない。どんなに危険なことでも、守りたいものがあるなら全身全霊を持って守りたい…。それが、私がこの世界に生まれた意味なんだと思う。だから、私のこの信念だけは責められたくない!」



降谷「!!」



椎奈「それに…零お兄さんには病院で言ったことあるよね。組織に関しては無茶をするかもって…。けど、私は組織を壊滅するまで死んだりしない。もっとみんなの気持ちを考えて、頼って、行動する。それでも危険な目に遭って心配かけることは多々あるけど、絶対にそれだけは約束する。だからーーー」







私は最後にみんなの片手を取ってぎゅっと両手で握った。和解できるか不安で、その手がすごく震えていた






椎奈「今回のことも、今までも、これからも、迷惑かけるけどごめんなさい。それでも私は今まで通りこの手で誰かを助けたい。こんな私に呆れるだろうけど、赦してそばにいてくれますか…?」







あんなに怒られたから、呆れてそばにいてくれないかもしれない…


それでも、みんなで一緒に楽しく協力する毎日を送りたいと願っている







萩原「!!椎奈ちゃん…」


松田「言われるまでもなく、だな」


伊達「赦すも何もハナから俺たちはそれを承知でそばにいるし。この先も変わんねぇよ」


村田「そうそう。なかなか頑固で救済スタンス一直線だもんなぁ」


椎奈「!お兄さん…」





後は零お兄さんだ、と緊張した顔で彼を見た
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