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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第28章 〜満月の夜の二次元ミステリー〜




『Goddess』って何?


なぜ私の名前が挙がるの……




ジョディさんの言葉に愕然とする中ーーー






ドンドンッ!!





椎奈・蘭「「?!!」」





イヤホン越しだけでなく、トランクの中に直に銃声が聞こえた


電話の向こう側からも息を呑む気配がした





蘭「お、お姉さん、外で何が?!」



椎奈「とんでもないものに直面した、ってことは言えるわ…」






今の銃声は、確実に和人お兄さんに聞こえたはずだ


和人お兄さんが駆けつけてくれるのを信じ、今はこちらが冷静になってこの状況を打破しなくては…







椎奈「誰も負傷せずにこれをどう脱するか…」





ダァンッ!!





蘭「ひっ…」




考え込むうちにまた大きな銃声が聞こえ、続いて車が小さく揺れた



イヤホンからベルモットの話す声を聞きながら、悔しさに唇を噛み締めた






椎奈「……今ので二発目。さっきの振動は、ジョディさんが打たれた…っ」



蘭「そんな!!助けに行かないと…!!」



椎奈「警察にはすでに通報してるわ! 空手じゃ銃には勝てない!」



蘭「でも…っ」






バリィィインッ!!






椎奈・蘭「「!!」」





銃声に続いて、今度は車の窓ガラスが割れる音がした



これでは原作どおりに進んでしまう!



しかし、もうどうにもならないのだろう……





ベルモット《あ、あなた…まさか…》



コナン《江戸川コナン…探偵だ!》





椎奈「(新一…)」







いよいよ、本来の姿のベルモットの前に現れた新一



ライフルの資格に入っている彼は、麻酔針を準備してベルモットを警察まで連れて行こうとするが…







コナン《なっ?!灰原?!逃げろ!!》



椎奈「(やっぱりこうなるのね、志保ちゃん…。それがあなたの覚悟なの?)」



ベルモット《馬鹿な女…ボウヤのカワイイ計画を台無しにして…わさわざ死にに来るなんて…》


灰原《ただ死にに来たんじゃないわ。全てを終わらせに来たのよ…。約束してくれる?私以外、誰にも手をかけないって…》



ベルモット《いいわ…FBIのこの女以外は助けてあげる…》
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