第28章 〜満月の夜の二次元ミステリー〜
ーーーーーパーティ会場
その頃、会場の受付では毛利小五郎が鈴木園子とともにドラキュラと魔女の仮装をして立っていた
小五郎が名を書いてカードを受け取ると、園子とともに中に入っていく
受付員「次の方どうぞー」
受付員がそう言うと、次にやってきたのは包帯ぐるぐる巻きの男とメデューサだった
まず男の方が招待状を渡し、名簿に名を書く
すると、招待状の名を見た受付員のスタッフが驚いた
男スタッフ「おお!!」
女スタッフ「!あなた、もしかしてあの高校生探偵の?!」
メデューサ「あ、包帯男さん。ついでに名簿に私の名前も書いてくれる?」
スタッフに招待状を差し出しながらメデューサが言うと、男はただ頷きメデューサの名も書いていく
そこに記載されたメデューサ役の名に、スタッフはまたしても驚く
女スタッフ「ええっ?!間違いじゃないですよね?!あの、私、大ファンで…」
メデューサ「ありがとうございます。でも、騒ぎはなるべく控えてくださいね」
そう小声で言ったメデューサは、包帯男がスタッフから受け取ったカードを彼から貰い、一緒に中に入っていったーーー
それを見送る受付員のそばの名簿には、2人の兄弟の名が書かれていた
包帯男は『工藤新一』
メデューサの名は、『工藤椎奈』、と