第27章 〜組織との直接対決!!……の前に…?〜
手紙に書かれた期日は満月の夜
それまでには母が来るので、ともかく手紙を新一に渡さねばならない…
都合のいい日はないかみんなが見守るなか予定表をペラペラめくっていると、あることを思い出した
椎奈「(たしか、私の記憶が正しければ、たしかこのハロウィンパーティの時に新一がFBIも組織を追ってること知るんだっけ…)」
いよいよ直接対決かぁ〜、と転生してから今までを懐かしく感じていた。
………のだが……
椎奈「…って、呑気に構えてちゃダメじゃん!!」
全員「「?!」」
萩原「ぅえっ?!どったの椎奈ちゃん…」
突然、ドンっと立ち上がりながら机を叩いて声を上げた私に、研二お兄さんが代表で反応した
けど、私はそれに気づくことなく素晴らしい速度で脳内未来予想図を完成させていた
新一がFBIのことを知る
→前々から気にしてた怪しい人(和人お兄さん)を探るいい機会
→FBIが喜んで承諾→公安と発覚
→FBIに対して、好き勝手仲間を探られた公安が激おこ
→警察機関の冷戦
椎奈「や、やばい…。原作よりえげつないことになる…」
伊達「椎奈の頭がいつも以上に回転してる…」
航お兄さん、どういう意味だ
心の中でそう突っ込みつつ、新一宛の手紙を和人お兄さんの前にバンっと置いた
そしてーーーーー
椎奈「和人お兄さん、GO!!」
村田「………は?」
その後、彼らには原作の説明を話して御開きとなった…