第26章 〜シカゴから来た男〜
かくして、私たちはジェイムズ・ブラック氏を捜しに出発する
待ち合わせ場所を決めて博士をそこにいさせ、私たちは付近の駐車場を捜した
すると、少年探偵団が彼のものと思われるものを発見したのだった……
しかし、それにはとんでもないものが…
椎奈「… この『Animal Show with Paul & Annie』って刺繍…P、&、Aが血で塗りつぶされてる…」
歩美「血?!」
光彦「い、一体どういうことですか?!」
ブラック氏のメッセージに戸惑う子供達
ストラップを見て考え込んでるコナンくんをチラリと見て、前世の記憶を思い出しながら解決を促すことにした
椎奈「これは誘拐した犯人の特徴を意味するじゃないかしら。おそらくあのアニマルショー関係…」
コナン「!!どうしてそう思うの?」
椎奈「P&Aの&をandに分解してPとAの間に入れてみて。するとPandAで、パンダになる。このストラップにしてこのメッセージの残し方…アニマルショー関係だと思ったんだよーーー」
そうコナンくんに説明してやると、下から子供達が私をキラキラした目で見上げていた
そしてコナンくんが目を見開いて驚いているのを見て、私は小さく笑うと彼に目線を合わせておでこをトンと指でついた
椎奈「ーーーって、コナンくんの目が訴えてる」
コナン「…え?」
元太「すっげぇ!!姉ちゃん!!」
光彦「よく分かりましたね!!」
椎奈「コナンくんがじっとストラップ見てたからね」
コナンくんの表情を見る限り、これは話どおりに進むだろう…
その時、私のカバンから携帯の音が聞こえた
〜〜〜♪♪♪〜〜〜
椎奈「あ、メール……」
カバンから携帯を出してメールを見ると、茜さんからだった
メールを開いて中身を確認した私は、苦笑いした
椎奈「(…もっと早くメール欲しかったかなぁ…。でも、FBIの人とは絡まなくていいのね。正直、このままベルモット戦まで絡むのは避けたい…)」
ーーーさて、彼らとサヨナラの時間が来た………