第26章 〜シカゴから来た男〜
ーーーー数時間後
椎奈 (来て良かったぁ!!)
大騒ぎにならないようにサングラスをかけ、興奮収まらぬままルンルンでアニマルショーのテントから出た
人だかりは既に無く、目立たないように後からにしていた
椎奈 (ホワイトライオンって生で初めて見たなぁwホワイトタイガーもそうだけど、すっごく毛なみ綺麗だったw)
?「……あれ?椎奈さん、ですか?」
椎奈「…ん?」
何やら聞きなれた子供の声に、そちらを見て硬直した
そこには声をかけてきた光彦くんたち少年探偵団のメンバーと博士がいたんだが…
椎奈 (…あ、またやっちまった…)
コナン「椎奈姉ちゃん久しぶりだね!」
椎奈「!あ、うん。久しぶり、コナンくんたち」
歩美「お姉さんもアニマルショー見に来てたの?」
椎奈「ええ。仕事の合間に時間が取れたから」
元太「だからコソコソ遅くから出てきたんだな」
椎奈「ははは…」
なんだか元太くんの言葉が犯人の行動を言ってるようで思わず苦笑いした
その時、コナンくんが携帯の時計を見ながらぼやいた
コナン「しっかし、遅いなぁ、ジェイムズさん…」
椎奈 (!!やっぱり…)
コナンくんの言うジェイムズさんは、本名をジェイムズ・ブラックという…
赤井秀一とジョディ・スターリングに続いて日本に現れた、FBI捜査官だ
椎奈「あなたたちは、その…ジェイムズさん?と待ち合わせか何かしてるの?」
博士「そうなんじゃよ。その人が一緒にランチでも…と誘ってきての。それで相手がレンタルした車を駐車場に取りに行ったんじゃが…」
椎奈「…なら、行ってみたほうが良いかもね。最近何かと治安良くないし、トラブルとかに巻き込まれてるかも…」
実際、現在進行形でそうなってるだろうし…
心の中でそう呟きながらコナンを見ると、彼も頷いた
こうして、私はまたFBIの絡む事件に足を突っ込んでしまったのだった…