第26章 〜シカゴから来た男〜
(*間接的にと言いましたが、直接になりました…)
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あれから数日後、私はやっと仕事に復帰した
休んで溜まっていた仕事をフルスピードですぐさま片付けて、ようやく以前組んでもらった予定通りとなった
そして今日も、ぎっしり詰まった予定に従い1日を終えるものと思いきや……
椎奈「…え?空白の時間ができる?」
茜(マネージャー)「そうなのよ。あなたの仕事スピードが速くて、今日の撮影分が前に片付けられたみたいでね…。他にも何件か同じことがあるみたいで半日ぐらい空きがあるわ」
椎奈「わお…。あ、じゃあこれ行っていい?!」
そう言って私が見せたのは、とあるチラシ
〔ポール&アニーのアニマルショー]というもの…
茜「前に行きたいって言ってたやつね。良いわよ。空き時間内に終わるみたいだし」
椎奈「よしっ」
アニマルショーに出てくるホワイトライオンのレオンが楽しみなんだ〜♪
そんなワクワクを秘めながら、しかしこの日に起こる出来事を忘れはしない…
椎奈 (絶ッッッ対に、巻き込まれないぞ! 心臓に悪いったらない!)
とりあえず、アニマルショーに行く予定を、後ろを付いてくる公安の人に知らせた