第23章 〜ジョディ・サンテミリオンとの出会い〜
ホントは知ってる人物だが、初対面なため誰か聞くと、嬉々として園子が紹介してくれた
園子「ジョディ・サンテミリオン先生よ。帝丹に新しく入った英語の教師なの!」
椎奈「へぇ〜」
ジョディ「あなたの名前も教えてくださーい!」
椎奈「ええ、工藤椎奈です。よろしくお願いします、ジョディさん」
ジョディ「!!」
日本語がまだ使い慣れないと態度で偽るジョディさん
彼女に応えて私が名乗れば、一瞬驚いた顔をした
まぁ、すぐにニコニコ顏に変わったが……
ジョディ「工藤椎奈さんですねー、よろしくお願いします!」
蘭「先生。椎奈お姉さんは、モデルもしてるんですよ」
園子「日本じゃ有名なんだから!」
ジョディ「oh〜!ホントですか!!」
ジョディさんの大げさな反応に、苦笑いになる
椎奈「有名なのかは置いといて、モデルはしてますよ。今日やっと休みが取れたんです」
蘭「だからここに…。そうだ!よかったら、一緒に遊びませんか?!」
椎奈「あ〜……誘ってくれたのは嬉しいんだけどね…」
私はチラリと、窓から見える公安の人たちの車を見た
椎奈「(公安の人たちに警護してもらってる身だからなぁ…。それに、たしかこの後にこの4人で事件に遭うんだよね…)」
コナン「椎奈姉ちゃん、もしかして予定あるの?」
可愛く首を傾げながら、新一が見上げて聞いてきた
ナイスだ!!と思い、苦笑いで返した
椎奈「うん、そうなの。予定組んで予約入れてるんだよね…」
園子「そうなんだ…。じゃあ、今度は絶対に遊びましょうよお姉様!」
椎奈「そうね! 今度は必ず遊ぼうか」
そしてさりげなく腕の時計を見て、
椎奈「!おっと、そろそろか…。予約時間近いからもう行くね。それじゃ」
コナン「うん、またね!!」
蘭ちゃんたちに手を振りながらお別れして、私はパパッとゲームセンターから出た
ジョディさんが険しい顔で私を見ているのにも気付かずに……