第23章 〜ジョディ・サンテミリオンとの出会い〜
ーーーーーそして数日後
………………。
「いや、日が経つの早すぎだろ!!」と思った人がいるだろう
ぜひそこは突っ込まないでいただきたい。
連日連夜事件三昧(それでも話数的に足りない)なんてごめんである
まぁ、仕事柄、事件に関わる確率は低いのだが…。なかったことになっているのを祈ろう
…………さて、
冒頭の話はともかく、私はこの日、仕事が休みだった
公安の人たちの警護は今日も付いていたが、特に気にすることもなく…。
前もって言っておいた行き先に変装用のサングラスと猫耳ジャンパーのフード(服はきちんとおしゃれを追求!)で出かけた
着いたのは………ゲームセンターだ
リズムゲームに、カーレースゲームに、クレーンゲームなど…
仕事をしていると、たまにはゲームで羽目をはずしたくなるものである
とりあえず、生活に困らない分のお金で、ゲームを楽しんでいた
すると……
園子「あれ、お姉さま!?」
椎奈「園子ちゃん!!」
なんと、ライブの件から数日で再会できたのである
そして、園子ちゃんがいれば蘭ちゃんと(ときどき)コナン君も一緒だというわけで…
3人はゲームセンターで私を見て驚いていた
一方の私は、ライブの時の申し訳なさから複雑な面持ちの笑みになった
椎奈「蘭ちゃんとコナン君も、また会ったね。3人とも、ライブの時はごめんなさい。まさか、あんなことになるなんて…」
蘭「え?!いやいや、そんな…っ気にしないでください!」
園子「お姉さまが無事で何よりよ!!」
コナン「そ、そうだよ!!」
3人とも、慌てたように嬉しい言葉をかけてくれる
あまりに必死に説得してくれるので、私はつい笑ってしまった
椎奈「ふふっ…。うん、退院できてよかったよ。3人ともありがとうね! そう言ってもらえて嬉しいよw 」
蘭「お姉さん…!」
いつもみたいに笑ってお礼を言うと、3人が顔を見合わせて安心したように笑顔になった
そうして晴れやかな心になったところで、私はその側にいる女性へと視線を向けた
椎奈「……ところで、その女性は?」