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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第22章 〜黒の組織から来た女〜





志保ちゃんが手紙に泣いて、私が背中を摩ること数分


ようやく泣き止んだ彼女にティッシュを渡して、座った



涙を拭いて落ち着いた頃、彼女はまっすぐ私を見た




灰原「椎奈さん…あなたのこと、信じるわ」


椎奈「!!」


灰原「お姉ちゃんが信頼した人だもの…。私もあなたとなら素で話せる。だから、その…」



なぜか、それ以後灰原は言いにくそうに俯いた


私はハテナを頭に大量に浮かべ、首をかしげる




椎奈「言いにくいなら言わなくていいけど…」


灰原「そ、そうじゃないのよ。ただその…その……『椎奈お姉ちゃん』って、呼ばせて欲しいっていうか…」


椎奈「?べつにいいよ?」


灰原「!!」



かろうじて聞き取れた言葉に、すぐに許可するとバッと顔を上げた志保ちゃん


瞳がなんとなくキラキラしていた


私はそれに少し笑い、手を差し出した



椎奈「これからよろしく、宮野志保ちゃん!改めて、モデルの工藤椎奈です」


灰原「え、ええ。宮野志保…いいえ、これからは人前で灰原哀って呼んで頂戴。その…椎奈お姉ちゃん…」





最後の方は顔を赤くしながら、手を握ってくれた


握手しながら、わずかに笑い返してくれる志保ちゃんに最高の笑みを送った










灰原「…ところで、一ついいかしら」


椎奈「ん?」



あの後、2人分の紅茶とお菓子を出して雑談していると志保ちゃんが話を切り替えた



灰原「紹介したい人って、まだ来ないの?」


椎奈「そろそろだよ」


灰原「…どんな人なの?」


椎奈「そうだね…。白…というより、白に近い灰色の人、かな」


灰原「?」




よくわからないどいう様子の哀ちゃんに、来ればわかるよと笑った

その時、



ピーーンポーーン…



椎奈「あ、来た来たw」



一目散に玄関まで駆けていき、すぐにドアを開けた



椎奈「いらっしゃい。ーーーーーーーー中居さん」



中居「ああ。すまない、遅れたね」



椎奈「ううん。大丈夫。手紙の件がやっと落ち着いたし」



中居「そうか」




そのまま2人で廊下を渡り、いざリビングへーーーーーー
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