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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第22章 〜黒の組織から来た女〜




ーーーーーーーー翌日

昨日は、あのまま疲れたのを理由に家に帰った私


今日は午前だけ休みが取れたので、のんびりしていた


すると…




ピーーンポーーン…




インターホンの音に、もしやと思い玄関のドアを開けて下を見れば灰原哀ちゃんが立っていた



椎奈「いらっしゃい。上がって」



私がそういえば頷いて家に入っていった



彼女をリビングに通すと、ソファに座らせた



灰原「…それで、私に渡したいものと紹介したい人って?もっとも…人の方はまだいないみたいだけど?」



さっそく話を切り出され、私は苦笑いした



椎奈「その人、本職が忙しいみたいでまだ寝てもらってるの。もう少しで来るから、先に預かりものだけ」





リビングの電話が置かれた家具の引き出しから、一通の例の手紙を出した


その封筒に書かれた志保ちゃんの名前


それが見えるように彼女に渡せば、目を見開いた




灰原「!!…間違いないわ、お姉ちゃんの筆跡ね」



椎奈「中身は当然、誰も見てないよ」




志保ちゃんはそれに頷いて、手紙を丁寧に開いた









ーーーーーーー灰原side


今日、お姉ちゃんを知っているらしい工藤椎奈の家に来た


渡されたのは、姉が書いた私宛の手紙だった





《志保へ

この手紙を読んでいるということは、工藤椎奈ちゃんに会えたのね。


組織には、私が死んだと話が通ってると思う。


でも、私は生きているの。


彼女をはじめ、日本の警察と大君が私を生かしてくれた。


彼女はとてもいい人よ、あなたもすぐに分かる。


私に生きる希望をくれた信頼できる人で、存分に甘えられて、とても頼もしい人だから。


私たちはしばらく会えないけど、できればこの3人でお茶したい。


あなたもこれを機に組織の外で幸せをつかんでください。


あなたの幸せを願ってーーーー


明美より》








灰原「グスッ…お姉ちゃん……っ生きてて良かった…っ」




読み終わる頃には、涙がとめどなく溢れていた



この手紙からは、姉の思いが強く滲み出ていた。椎奈さんに対する信頼も…



背中を摩る手を感じながら、私はしばらく泣いていた

ーーーーーー灰原side終了
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