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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第21章 〜事件を吸引する素質が移りました〜




コナン「(この人、俺の背後に来る時に気配を消していた…。普通そんなこと子供にするか?)」



中居「そんなに警戒しないでくれ。それより早く『お姉さん』の事件を解決しようじゃないか」



コナン「うん!そうだね、お兄さん!」






コナンは切り替えて無邪気な子供に戻って返事を返す


彼は気づかなかった


彼の言葉が、コナンの本性である新一に向けられた言葉であると…






そんな彼らの会話が終わったと同時に、ステージに複数の人間が現れた


警視庁捜査一課のメンバーと、救急隊員だ



救急隊員は急いで椎奈の方に駆け寄ると、蘭たちに離れてもらって椎奈を運びだす




涙目の蘭と園子の肩に、小五郎の手が乗る






小五郎「お前たちは、彼女についていてやってくれ」




蘭「!!うん…」





蘭と園子がそれに突き動かされ、目暮たちに頭を下げつつ救急隊員を追いかけていった








それと入れ替わるように松田たちのもとに来る目暮たちの顔は険しかった




目暮「松田くん、萩原くん、伊達くん。誰でもいい、状況を説明してくれ」


伊達「はいーーーー」







……………………………。










伊達が掻い摘んだ詳しい説明を聞いて、目暮が頷いた





目暮「うむ。説明ご苦労。では改めて、ステージの近くにいた全員の事情聴取だ」


一課「「はい!」」



刑事たちはすぐさま散らばり、調査は始まった









まず一人目。
プロモーターの林田仁。
彼はスポットライトから少し遠いところにいた。
藤峰有紀子と藤峰椎奈のファン。動機はなさそうである




二人目。
カメラマンの細田唯。
ステージ下のところでカメラをいじっていた。
しかしスポットライトは担当の人に任せていたため事件は起こせないのである




三人目は照明係の柏田郁都(かしわだいくと)。
数人いる照明係のなかでスポットライトを唯一いじっていた人間。
椎奈と初対面で動機はないようだが、実行は可能である







小五郎「なるほど。話を聞く分ですと、柏田さんが一番怪しいですな」



柏田「そんな!!俺は違います!!第一、おれが弄ってた時は壊れてる場所なんてなかった!照明係みんなで確認もしてそのあと弄ってないんですよ?!」
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