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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。

第21章 〜事件を吸引する素質が移りました〜



刑事組「「椎奈!」」



コナン「姉さん!!」




刑事組とコナンたちがステージに上がるとすぐさま彼女に駆け寄った




スタッフ「「!椎奈ちゃん!」」



蘭・子供達「「お姉さん!!」」



園子「お姉さま…!」




彼らの動きに、ハッとなったように額と手から血を流して倒れる彼女に駆け寄る周りの人物たち


だが、






松田「全員、そこから動くんじゃねえ!!現場荒す気か!!」


全員「「!!」」





松田がサングラス越しにすごい剣幕で駆け寄るものたちを止めた


そして、やっと落ち着いた事件場に息をついて容体を見る萩原を見た





松田「どうだ萩原」



萩原「とっさに腕で頭を庇ったおかげか、額の傷はそこまでひどくなさそうだ…」



松田「そうか…。伊達、救急車と警部たち呼んだか」



伊達「ああ。少し時間がかかるそうだ」



中居「なら先に現場検証と応急処置するぞ」



松田「…お前、仮にも一般人だろうが」



中居「友人がほとんど警察なんでね…。萩原と俺は応急処置だ。現場検証はお前たちがしてくれ」





時々軽口を叩きながらも、彼らの目は警察官のそれだった














しばらくしてーーーーー


松田たちが手袋代わりにハンカチで色々探る中、コナンがひっそりと現場の周りを歩いていた




コナン「(まさか姉さんが事件に巻き込まれて怪我するなんてな…。ぜってぇ犯人を捕まえてやる…っ)





怒りを燃え上がらせたコナンは、椎奈が倒れた位置のちょうど真上を見た





コナン「あそこから凶器のスポットライトが落ちたのか…」




中居「そうだよ。あの上、気になるよな」




コナン「?!!」





コナンの呟きの後に知り合ったばかりの声が聞こえ、コナンは思わず後ろの男を見上げた





中居「ん?驚いたか、悪いね…」


コナン「ううん!それよりお兄さん、お姉ちゃんの手当て…」


中居「さっき終わったんだ。彼女は蘭さんたちに見てもらって、俺も現場の分析をしようとね…」


コナン「そ、そうなんだ…。でも、お兄さん……。一般人、なんだよね…」





コナンは中居を完璧に怪しんでいた

初対面での意味深な目線が忘れられないのだ。それに…
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