第21章 〜事件を吸引する素質が移りました〜
ーーーーーー当日 第三者side
椎奈によって誘われた『藤峰椎奈の特別ライブ』を観に行くべく、毛利一行は小五郎の車で会場に向かっていた
小五郎「いやぁ、椎奈ちゃんはどんどん有名になっていくなぁ。有希子ちゃんを超えるぞきっと!」
蘭「うん。私もそう思う!だってモデル以外の仕事もよくやってるし。…ところで、子供たちはどうやってくるの?コナンくん」
コナン「そうだね。歩美ちゃんたちは博士の車でくるってさ!たしか、僕たち以外の知人もお姉ちゃんは誘ってるんだよね?」
蘭「みたいだね。園子も誘ったから大勢よ。待ち合わせ場所に行けば分かるよ」
コナン「(にしても、誘い過ぎだぜ姉さん。そういう豪快なとこは母さん似だよな…)」
小五郎と蘭と話しながら、コナンは内心で呆れたように笑った
ーーーーーー関係者出入り口前
毛利一行が待ち合わせ場所につくと、すでに子供たちが来ていた
しかし彼らだけでなく、その場には園子と4人の男たちもいた
コナン「(マジかよ…)」
蘭「…え?松田刑事と萩原刑事と伊達刑事??それと…誰?」
園子「あ、らーーーん!!」
蘭たちに気づいた園子が、全速力で駆けてくる
全員の視線が毛利一行に突き刺さった
子供達「「コナン(くん)!!」」
コナン「よ、お前ら」
萩原「へ〜、毛利さん一家も誘われたのか…」
伊達「そりゃあ椎奈に一番馴染み深いとこだしな」
松田「いや、俺たちが一番だろ。負けてねぇよ?」
?「何を張り合ってるんだお前は…。にしても…」
子供達に駆け寄るコナン
その側で刑事組は喋っていたが、一人の男の視線がコナンに注がれた
?「(この子が、あの新一って弟か…。椎奈の小さい頃に少し似てるな…)」
松田「そーいや、お前は初対面だっけか?」
?「ああ。お前ら以外みんなだ」
苦笑いでそう応える間に、小五郎がここまで来た
小五郎「松田に萩原に伊達…お前たちも来てたのか?それと…」
?「初めまして、俺はこいつらの昔の友人で中居努といいます」