第11章 違う。
「あぁっ!」
ローは豊満な胸を口に含み、突起を舌で転がした。
ララの下半身に手を伸ばし、強引に指を中に入れ、音を立てて中を掻き回す。
「あっ……!船長さ……っ!お上手……なのね……あぁっっ!」
「……」
ローは無言で激しく責め続けた。
「強引……ねっ……あぁ…ん!……そういうの私は好きよ……」
「……」
「あっ!……ダメ!イクっ!…ああぁぁ!!」
指を抜くと、次はララがローを押し倒し、上に乗った。
「私を指だけでイかせるなんて……次はあなたが気持ち良くなって……」
ララがローのモノを自身の下半身にあてがった、その時。
「どけ。」
「え?」
気がつけば、ローはララを冷ややかな目で睨んでいる。
「ちょっと……何よ……」
背中がゾクリとする。
「違う。お前じゃねェ」
ローはララを押し退け、ベッドから降り服を着始めた。
「何なの!?私何かした!?」
「別に何もしてねェよ」
「!?」
「お前じゃ俺には役不足だ。」
「はぁ!?」
「お前のデケェ胸も、デケェ声も、俺は要らねぇ。出すのは他の男にしてくれ。」
「………………!!!」
ララはもう怒りで声が出ない。
「じゃあな。金は置いていく。」
着替えを済ませ、部屋を出る。
店までの通路を歩いている内に、ローは一つ確信を得た。
島に着く度に抱いてきた、性欲を満たすだけの女はもう要らない。
(俺が抱きたいのは………………………)
あいつだけ。