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【アイナナ】再デビューからの軌跡

第1章 アイドルになれる!


スタッフカードを大和から渡され控え室に通される。
部屋の中には二人の男性が椅子に腰掛けていた。

「ん、その子は?大和さん」
「あ、大和」

キョトンと二人を俺は見つめてしまった。

「MEZZOだ!MEZZOだ!」
「お前ら、こいつわかんないのか?お前達が会いたがってた俳優だぞ。芸名は昴で・・・・・・っていまは本名、金城春樹だっけか」

昔の名前を出されて少し複雑な心境になる。
たしかに昴は過去の名前だけど正直嫌な心境になる。
大和の発言で二人はじーっと俺を見つめる。

「昴って、あの戦隊もの出てた」
「ああ、その子が金城千里の。でも大和さん、その子なんでここに?」
「俺らのライブ見に来たんだと」
「四葉環だ・・・・・・。さ、サイン・・・」
「僕のは要らないのかな?春樹くんは」

不敵な笑みを浮かべ、壮五が僕へ視線を向ける。
サイン出来そうなものがなかったので野球帽を環に渡しサインをもらう。
環から壮五に帽子が渡され、MEZZOのサインが完成。

「俺、あの戦隊もの、すげー好き」
「しかし、あのあどけなさはまだ残っているね。僕も少し見てた。学校前にちらっと」

帽子が大和に渡されサインをすらすら書く。
三人が書き終えて壮悟が俺をまたじろじろ見つめてきた。

「大和さん。・・・・・・この子、いいんじゃないかな」
「俺も考えてたんだよ、環、お前どう思う?」
「ほかのメンバーにも聞かなきゃ、だめでしょ」

取りあえず座るように言われ環の前のイスに腰をかける。
歌聞きに来ただけなんだけど、いいってなにがだろう。
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