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ハイキュー 夢主攻め※R18

第55章 菅原/夜の公園



夜の公園って なんか
いかがわしい、と思うのは
私だけなのかもしれない。

「ん?そりゃあ…
いかがわしいんじゃない?」

いた、1人だけ 彼氏、菅原が。
いや、私がただ 菅原にしか
話していないだけだけど…。
ジャッ、とジャージの
ファスナーを上げ、もう
帰るき満々だった。

「やっぱりそう思う?」

「なんかなぁ…夜の って
つくとなぁ…」

さて、皆さん
本日は七夕であります。
私の言いたいことがわかったアナタ、
天才です。

「てことで、七夕の
短冊飾りに 公園行こー!」

「なにが てことで なんだよ」

デシッ、と頭をチョップ
されつつも、片手には
短冊をしっかり握っている。

「なんてお願いにしたの?」

問う私に、内緒 と 笑顔になる。
逆にそっちは?と問われると、
私も、内緒 と笑った。

「そんで?何処につけんの?」

私服の菅原は夜の背景に
溶け込むように綺麗だ。

「とりあえず、あの木?」

高く、太く、大きい木を選ぶ。
少し高い位置に取り付けると、
すぐ近くのベンチに座った。

「七夕なのに 人いないんだね」

「そーだな いて欲しかった?」

そう言われると、そうでもない。
というか 寧ろいなくてよかった
気がしなくもない。

「スガ、夜の公園って
いかがわしくないね」

「そうだ…な?」

「スガは、私と2人きりって
どう思う?」

「そりゃあ…カノジョですからぁ?
……ドキドキしますけど?」

チラチラと見る、
誘っているようだ。

「そ、じゃあ……キス、してみる?」

「へっ?!」

突然すぎたか、でも
高校生なら キスぐらい
いいじゃない?

「初めてじゃあないでしょう?」

「…うん、じゃあ…する」

目を閉じる、
数秒待つと 唇に感触があると
思ったら、すぐに離れてしまう。

無意識に顔を引き寄せ、
唇を重ねた。

「んっ!!」

ガツンッ、とぶつかるような
キスをして、舌をねじ入れる。

「んっ んぁ」
「は…ふぅ うあ」

主導権は私にある。
この展開は、
私の望んだとおりに
動いていた。

「は…スガ 私はね
あわよくば 公園で
スガと できないかって
思っていたの」

「はっ…はぁ 、ん
そんな まだ 高校生じゃない?」

少し潤んだ瞳で見つめられる。

「スガは、したくない?」

問うと、今度は 首を横にふられた。
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