第1章 プリンセスの誘惑
しばらくそうしてから、耳元で囁く。
「ねえ、やっぱりローズ様の事、食べちゃっても良い・・・?」
「・・・っもう・・・やっぱり、ズルい・・・」
ローズを見ると、困ったように口を尖らせてから、小さくそっと頷いた。
((ああもう、その顔は反則・・・!))
ーーー2人とも同じ思いを抱いているなど知る由もなく、どちらからともなく唇を重ねた。
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「そう言えばその服、透ける素材の必要なくないですか?」
「!!!」
その後、真っ赤な顔でジルに抗議しにいくローズと、苦笑いしながら後に続くユーリの姿があったとか。
~fin~