第1章 登場人物
【登場人物】
「私は1つでも多くの御霊を救いたい。だって、御霊は心だから」
安倍千咲/あべ ちさき (19)
現安倍家当主にして、安倍晴明の再来と言われるほどの霊力の持ち主
符術が得意で、他人の神獣や霊獣の力を一時的に借りることが出来る
当主として責務に責任を持っており、人1倍努力をしている
荒御霊と変わってしまった御霊を、1つでも多く浄化する事を誓っている
「僕は認めませんよ、貴女が僕より優れてるなんて。絶対に」
賀茂敦/かも あつし (17)
賀茂家の時期後継者で天才。結界術と拘束術に長けており、彼の守りは鉄壁とされている
ただ、ずば抜けた才覚の反動なのか、少々口が悪く頑固
特に女でありながら自身よりも優れている千咲の事はライバル視している
「……荒御霊は破壊する。それが俺の役目、だ」
芦屋晴信/あしや はるのぶ (21)
呪術の専門家であり、荒御霊となった御霊を【浄化】ではなく【破壊】する事を信念とする一族で、晴信は現当主
晴信自身もどこか冷めた様な、虚ろな表情をよくしており他人に関心がない
笑うこと、怒ることもない為、感情が欠落しているような印象
「今夜は大人しくしていた方がいい……いや、そう星が言っているから」
平泰明/たいら やすあき (20)
占術と属性術に精通しており、平家最後の後継者
無口だが、冷たい訳ではなく不器用なだけ
そんな人柄が伝わるのか、人よりも霊獣達に懐かれやすい
「私は私に出来ることを頑張りたいの。そうしていないと、守ってくれる皆さんに申し訳がたたないもの」
藤原紫/ふじわら ゆかり (19)
藤原家の跡取り娘で容姿の可憐さは無論、治癒術にも精通している
この日ノ本で唯一、霊獣や神獣の治癒を行える人物で、千咲達が命懸けで守るべき相手
何かと怪我の多い千咲をいつも心配している