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いつか、どこかの本丸で【刀剣乱舞】
第1章 契り(加州清光)
「清光、清光ッ!ごめんね、清光」
薄れる意識の中で、何度も俺の名を呼ぶ声がする。
「こんのすけ助けて、清光が、清光が死んじゃう!」
俺の、新しい主の声。
「大丈夫です、傷ついた刀剣は【手入】をすることで回復します。さぁ手入れ部屋に急ぎましょう」
あーあ。せっかくの初陣なのに、カッコ悪いとこ見せちゃったな。
消毒液の鼻を付くような匂い。
体中あちこちが滲みる。
修理してくれるって事は、俺、まだ愛されてんのかな。
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