第66章 青い海、白い砂浜
『はぁ……』
鞄の中を漁ってみても水着は一着しか入ってなく、私は諦めて可愛いフリフリなビキニを着た
そして備え付けの鏡を見ればため息をつく
……なぜこうなってしまったのか…
これも私のせいだ…鶴丸なんかを信用した私がバカだった…!!!
自分から進んで手伝った訳はこれだよ…
気付かれない内に水着詰めて?
海に来ちゃえばもう逃げ場ないしね?
くっそ、許さんぞ……あの鶴め……!!
『…しかたない、とりあえずパーカーを上に着て誤魔化そう』
私は鞄からパーカーを取り出せば水着の上から羽織ファスナーを閉めた
『おし、これで大丈夫。えっと、後は日焼け止め持っていけばいっか』
私は日焼け止めを手にして部屋を後にした
〜 一方その頃 〜
燭台切「スイカはここに冷やしておいて…あ、伽羅ちゃん。そこにパラソル立ててくれるかな?」
倶利伽羅「あぁ……」
光忠は、波打ち際に簡単な囲いを作りスイカが流れないように工夫してスイカを冷やしていた
そんな側で倶利伽羅はパラソルを数個立てた
浦島「誰か浮き輪膨らますの手伝ってよ!この量を一人で膨らましてたら日が暮れそう……」
堀川「任せて!あ、兼さんも手伝って!」
和泉守「俺もかよ…まぁ、こんくらいすぐだけどな」
物吉「あ、ボクも手伝います!」
浮き輪を膨らます応援隊も集まり、皆で浮き輪を膨らまし始めた浦島達
その様子に、短刀達は待ちきれなさそうにワクワクしながら眺めていた