第66章 青い海、白い砂浜
私は部屋から出て海へと来た
海に来れば皆揃っていて、何やら作業をしているのが見え小走りで近寄った
『お待たせ〜。私もなにか手伝おっか?』
近寄り声を掛ければ、みんな一斉に私を見てきた
……いや、何?すごいホラーだけど…
一斉に見られると怖いんだけど…!
『……え、何?』
全員「……………………」
シーンと静まり返る場
え、何なの?なんか言えよお前ら…!!!
そう思っていれば、鶴丸が沈黙を破るように口を開いた
鶴丸「主…なぜぱーかーとやらを着てるんだ…!」
『……………………』
いや、お前が変な水着入れたせいだろうがぁぁぁあ!!!
分かってないの?え、何この子
自分のせいだとは思わないのかな?ん?
鶯丸「主、それは脱げ」
『は?殴るよ?』
鶴丸「脱いだ主が見たいんだ俺達は!」
『お前は黙れ』
見て何が楽しいんだろうか…
刀のくせにやっぱり男なんだなぁと思い知らされる
加州「主、それ脱ごう…!」
大和守「海なのにそんな上着いらないし!」
『いるいる、少なくとも皆がこっちを見てる今は上着とても必要』
ガン見されてるのに今脱ぐとか無理でしょ!
脱ぐなら皆が私に興味がなくなって目線を逸らしてる時だね、うん
そんななまえから離れた場所で計画を練る奴らがいた
亀甲「物吉、ここはキミの出番だよ」
物吉「え?ボクですか!?」
三日月「そうだな。幸運を運ぶ輩、今すぐ俺達に幸運を届けてくれぬか?」
物吉「え、えぇ…そうは言われましても……」
小狐丸「少々ぬしさまの上着を剥ぐだけで良いのです」
物吉「でも、主様嫌がってますし…」
物吉は不安そうになまえの方を見た