第65章 背後にご注意
〜 その夜 〜
『鶴丸、用意ありがとね?』
鶴丸「これくらいお安い御用さ!他に忘れ物はないかい
?」
『後は、明日スイカを持って行けば大丈夫かな!』
水着や日焼け止めなど、鶴丸が詰めてくれたらしい
いつも手伝いなんてしない鶴丸が自ら進んで手伝いをしてくれるなんて…珍しいにも程がある
まぁ、助かるから良いんだけど!
燭台切「スイカは忘れないように台所に出しておくよ」
『うん!ありがとう!』
準備万端だし、明日から楽しみだなぁ…
たくさん楽しまなくちゃ!!
……そう言えば短刀ちゃん達がいない…
もう寝たとか?それなら寝る前に会いたかった…癒しが欲しいよ私は!
とりあえず鶴丸にでも聞いておこうかな
そう思い、鶴丸を見ながら尋ねる
『ねぇ、短刀ちゃん達ってもう寝た?』
鶴丸「寝たんじゃないか?明日楽しみだって言ってたしな!明日に備えて早く寝たと思うぜ?」
『そっかぁ…残念だ…』
短刀が寝てしまったことにガッカリしていれば、後ろから次郎に肩を組まれた
次郎「まぁまぁ、アタシらがいるじゃない!」
『次郎は酒飲むの止めてもう寝なさい』
次郎「いいじゃん別に…この時間がアタシにとっての楽しみなんだからさ!あ、そうだ!明日お酒も持っていかないと!」
日本号「ここで飲むのとはまた違って、あっちでもうまい酒が呑めそうだな」
『酒の事しか考えてないんかい!』
次郎「そりゃあ…ね?海に行ったらさ、アンタも羽伸ばして楽しみなよ?何なら一緒に飲もうよ、たまにはさ!」
『まぁ…たまには次郎達と飲むのも悪くないかも』
私も最近お酒飲んでないし、久しぶりに飲みたいかも
まぁ、短刀ちゃん達と遊んでからしか飲まないけど!
そんな他愛のない話をしながら、明日に備えてこの日は早めに皆解散した