第65章 背後にご注意
〜 本丸 〜
長谷部「遅い…主の帰りが遅いぞ!!」
燭台切「いや、まだ行って間もないよ?長谷部くんは心配症だから無理ないけどね」
そんな中、先ほど買い物に付き添っていた鶴丸と沖田組が広間へと訪れた
鶴丸「主は居るかい?って……あれ、いないのか?」
大和守「水着は広げてあるのに…」
加州「主どこ?」
広間に来た三人は空かさずなまえのいない事に触れてきた
それを見ていた長谷部は溜息を吐いた
長谷部「はぁ……、主なら水着を買いに行った。短刀達が履けるサイズがないって言ってな」
その言葉に、三人は並んでいる海パンを見ればやらかしてしまったと言うような表情を浮かべた
大和守「……サイズまで見てなかった」
加州「俺も…」
鶴丸「し、しかたないだろう…?俺達は店で衣類を買うことなんてないんだからな…!初めてに失敗は付き物だろう…?」
石切丸「……という事は、水着を購入したのはキミ達三人かい?」
加州「……まぁ、そうだけど」
それを聞いた長谷部はバッと立ち上がり三人の方にズカズカと歩いてきた
長谷部「お前ら…、主に何かあったらどうする!!」
鶴丸「……お、落ち着け!何かあったら俺達が迎えに行ってくる…!」
大和守「そもそも、広間にこんだけ居るのに誰も追いかけなかったの?主に万が一何かあっても僕達だけの責任じゃないよね」
全員「……………………………………」
陸奥守「ま、まぁまぁ…!まだ主に何かあったわけじゃないき!そう深刻になることもなかぜよ!長谷部もそう怒らんと…な!」
長谷部「はぁ……主も主でどうして一人で行ってしまったのか…」
一人で買い物に行ってしまったなまえの心配が絶えない刀剣達だった