第64章 夏だね
あの三人絶対待ちくたびれてるよね…
ほんとにごめんね、三人共…!!
もう鶴丸達の意見は放っておいて自分でぱぱっと選ぼう!
露出が少なければなんでもいいや…!
『よし、これに決めた!』
私は自分の近くにあったワンピースタイプの水着を手にした
その水着を見た鶴丸達は顔を歪めた
鶴丸「…本当にそれにするのか……?」
『うん!もう決めたから!さっ、会計するよー』
大和守「ちょ、待って主!」
私は水着を手に会計へと向かおうとすれば、安定が目の前に立ちはだかった
『何…もういいでしょ、これで』
大和守「うん、主が選んだならそれでいいよ?でもさ、水着の量も多いし、きっと会計に時間がかかると思うんだ!だから添い寝もここは俺達が会計しておくから、主は和泉守達と他の買い物してきて?その方が早く帰れると思うし!」
……なんだろ、すごく気が利くじゃん!
確かに63枚もの水着を会計する奴なんてこの世に居ないと思うし、店員さんも困惑するし会計に手こずるよね…それなら手分けした方が早いか…
『うん、そうだね!ありがとう、安定。じゃあここの会計は安定達に任せるよ』
そう言って私は多めのお金と、こんのすけから貰った割引券を安定に渡した
大和守「うん、任せて!」
加州「じゃあ俺も残るよ」
鶴丸「なら俺も残るぜ?二人だけじゃ荷物を持つのも大変そうだしな!」
…急に気が利くな…この子達…
水着を選ぶセンスは私とは会わなかったけど、連れてきてよかったって思えるよ…いい子だね、三人共…
感心しながらも三人に水着を任せて、私は貞ちゃんを含め和泉守達と他の買い物へと向かった