第64章 夏だね
〜 市街地 〜
『まずは…水着から買おうかな!手分けして持てばそんなに重くなさそうだし』
安定「賛成!」
市街地に着いた私達は、水着を買うために衣装屋へと入店した
鶴丸「おぉ、流石は夏だな!水着の品数が多い!」
『確かに多い…。あ、皆は自分の好きなの選んでいいよ?後、本丸に居る皆の水着も選んでくれるとありがたいかな!』
堀川「はい!任せてください!」
私達は広い水着コーナーを手分けして選ぶことにした
よし、皆自分達の水着を探しに行ったことだし、私は自分の水着でも探そうかな
そう思い、置いてある水着をじっくりと眺めた
〜 数分後 〜
『ん〜……』
数分水着を眺めていたがなかなか決まらず私は首を捻った
水着なんてあんまり着たことなかったし…強いていえば小学生の時に授業で着たスクール水着くらいだったからなぁ……選ぶのって難しい…!
これじゃ63振り分の水着とか選べる気がしないけど……
そんなことを考えながら水着を眺めていれば、一緒に着た刀剣達が私の近くに寄ってきた
太鼓鐘「主!決まったか?」
『いや、それが決まらなくてさ…。皆はどう?63振り分だから大変でしょ?』
絶対どれがいいか分からなくて戻ってきたな、この子達
そう思ってる最中、伽羅ちゃんの口から衝撃的な一言が漏れた
倶利伽羅「いや、もう選び終えた」
『………………は?』
いやいや、63振り分だよ?
6枚と3枚じゃないんだよ?分かってる?
そんな選び終わるわけ……
疑うように刀剣達を見れば、大量の水着を手に抱える和泉守、堀川、鶴丸の姿が目に入った
『……え、まじ!?』
加州「まじ。ってことで、暇になったから主の水着選んでいいよね?」
安定「その為だけに早く終わらせたもんだしね」
コイツら……!
ま、まぁ…選ぶのに悩んでたし?
とりあえず意見を聞くのも大切だよね、うん…!