第64章 夏だね
朝餉を終えれば、買い物に行くため財布の用意をして身支度を整えれば廊下に出た
先ほど朝餉の時に、鶴丸と和泉守には玄関に集合って言ってあるし…そろそろ集まってるよね
そう思い玄関まで来てみれば、たくさんの刀剣が待っていた
『………え?ちょ、なにごと?』
鶴丸「おぉ、主!荷物が多そうだから人手を集めておいたぜ!」
そこに居たのは、鶴丸、貞ちゃん、伽羅ちゃん、和泉守、堀川、清光、安定が居た
……いやいや、なんか多いから!
って…一番連れていきたくない沖田組居るし…
加州「主の水着選びなら任せて?」
安定「頑張って選ぶから!」
『……いやいやいやいや、私の水着選ぶ為の買い物じゃないからね!?』
水着選んでもらうなら貞ちゃんとか堀川とか伽羅ちゃんとか和泉守に選んでもらうよ、うん
下心無さそうな子に選んでもらえば安心だもんね!
鶴と沖田組はアウトだからね
太鼓鐘「俺も主の水着選んでやるよ!」
『うん!貞ちゃん頼んだ!』
鶴丸「…なぜ貞坊だけ頼まれるんだ…!」
『お前みたく下心ないからだよ』
鶴丸「下心なんてないぞ!たかだか水着だろう?そんな水着だけで下心なんて……いや、あるか」
あるんかい……!!
はぁ、なんか行く前から疲れるんだけど…
ため息をつけば、心配そうに堀川が声をかけてくれた
堀川「大丈夫ですか?荷物持ちなら任せてくださいね!」
いやいやいやいやいやいやいや、そんなひょろっこい子に荷物なんて持たせられない…!
折れたら和泉守に殺られる…!
和泉守「俺も荷物持ちなら任せろ!」
『ありがとう…!頼んだ!』
倶利伽羅「俺も荷物持ちくらいなら」
『伽羅ちゃんもありがとう!よし、じゃあ行こっか!』
そんな集まった皆と、私は市街地へと出発した